7月26日(金)・27日(土)SDGs映画上映会『ポバティー・インク』『ザ・トゥルー・コスト』
岩井駅前交流拠点 boccsでは、学びと交流のための映画上映会「boccs cinema」を毎月開催しています。7月は、『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』と『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』を上映します。
作品情報
『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』(2014年・91分)
SDGsカテゴリー(SDGsとは?)
目標1:貧困をなくそう
目標2:飢餓をゼロに
目標3:すべての人に健康と福祉を
目標8:働きがいも経済成長も
目標9:産業と技術革新の基盤を作ろう
目標10:人や国の不平等をなくそう
目標11:住み続けられるまちづくりを
目標12:つくる責任、つかう責任
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
https://www.cinemo.info/43m
https://unitedpeople.jp/povertyinc/
作品紹介(公式サイトより引用)
貧困援助がビッグ・ビジネスに?あなたの”善意”が、誰かを傷つけているかもしれない
「この映画を観たら貧困と第三世界を決して同じ様に見れないだろう」- マイケル・ムーア(映画監督)「貧しい気の毒な人たちのために手を差し伸べよう」「彼らは無力で何もできない」
そんなイメージを謳い、繰り広げられてきた営利目的の途上国開発は、今や数十億ドルに及ぶ巨大産業となっている。その多くの援助活動が失敗に終わり、援助の受け手がもともと持っている能力やパワーも損ないさえする。私たちの「支援」がもたらす問題は?正しい支援のあり方とは?途上国とどう向き合うべきなのか?ハイチやアフリカを主な舞台に、“支援される側”の人たちの生の声を伝えるドキュメンタリー。営利目的の途上国開発業者や巨大なNGOなどにより、数十億ドルにも及ぶ「貧困産業」が生まれ、そのなかで先進国は途上国開発の指導者として地位を獲得してきた。慈善活動のビジネス化が歴史上これほどまでに発展を遂げたことはない。しかし、「気の毒な人々を何とかしなければ」「彼らは無力で何もできない」といったイメージを先進国側の人々に植え付けるプロモーションや、一方的な押し付けで受け手側の自活力を損なうような援助のやり方に、反対の声をあげる途上国側のリーダーは増えている。
本作『ポバティー・インク 〜あなたの寄付の不都合な真実』(原題:POVERTY, INC.)は、靴を一足購入するごとに途上国に一足贈るトムスシューズや、途上国発の太陽光パネルベンチャー企業、国際養子縁組やアメリカの農業補助金などについて取り上げながら、私たちに、支援のあり方について問いかける。20ヶ国で200人以上に行なったインタビューは、もはや無視することができない、“寄付の不都合な真実”を浮き彫りにする。
『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』(2015年・93分)
SDGsカテゴリー(SDGsとは?)
目標1:貧困をなくそう
目標8:働きがいも経済成長も
目標10:人や国の不平等をなくそう
目標12:つくる責任、つかう責任
https://www.cinemo.info/38m
https://unitedpeople.jp/truecost/
作品紹介(クラウドファンディングページより引用)
私たちの着ている服はどのように作られているのか?どこから来ているか?誰が作っているか?知っていますか?
実は石油業界に継いで、ファッション業界が環境に与える負荷は2番目に大きいのだそうです。さらにはファストファッションブランドが台頭し、服の価格が著しく安くなりましたが、その一方で、インドやバングラデシュなどの服の生産現場では、労働者達は過酷な労働環境で働き、服が低価格化することに反比例するように高い代償が払わされている実態が明らかになりました。この数十年で人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきたのです。また、安く買った物は大切にせず、気軽に捨ててしまう。その結果、大量生産・大量消費の先に、大量廃棄という問題も発生しています。
この映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』は、2013年ダッカ近郊の衣服生産ビルが倒壊して1,100人以上が亡くなったことにショックを受けたアンドリュー・モーガン監督が完成させた、ファッション業界の裏側に迫ったドキュメンタリー映画です。CNN、ガーディアン誌、ELLE、VOGUEなどで紹介されたり、ハリー・ポッターの役者で有名なエマ・ワトソンさんが「ザ・トゥルー・コストを見て!」とすすめるなど、大きな話題になっている映画です。
この映画には、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれています。またフェアトレードブランド「ピープル・ツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てています。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれません。そんな気づきを与えてくれる映画です。
誰も傷つけない、環境も汚染しない。ファッション業界のトレンドは「エシカル」や「フェアトレード」を意識した方向へと向かっています。この映画を日本中に届けることで、普段着ている、または買っている衣服について考えるきっかけになればいいと思いますし、買う衣服の選択、買わない選択、捨てない選択を意識的に消費者がしていくことにつながればと願っています。ひいてはファストファッションブランドを含む服飾生産者も「エシカル」や「フェアトレード」に関心を寄せ、生産方法を変えるなどしてよりよいファッション業界へ、少しでもベクトルが向くことを願っています。
日時
2024年7月26日(金)
- 10:00〜12:00 『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』
- 14:00〜16:00 『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
- 19:00〜21:00 『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』
2024年7月27日(土)
- 10:00〜12:00 『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
- 14:00〜16:00 『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』
- 19:00〜21:00 『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
場所
千葉県南房総市市部125-13 岩井駅前交流拠点 boccs(アクセス・お問い合わせ)
岩井駅入口向かって右(富浦・館山方面)に、線路沿いの道を約100m。boccs正面と裏庭に駐車スペースあり。(約10台)
※岩井駅北側(入口向かって左・安房勝山方面)に市営の無料駐車場もあります。
参加費
一般:1000円
高校生以下:無料(小学生は保護者同伴)
別室での子ども(3歳〜小学生)見守り:500円/人 (最大3名)
<割引・特典>
常連割引:過去2ヶ月以内に映画上映会に参加した方は100円引
紹介割引:上映会リピーターの方が初めての方とご一緒に参加された場合それぞれ100円引
該当の方は、来場時スタッフにお知らせください。
申込方法
電話(0470-29-3958 対応時間 09:00〜21:00)または以下の参加申込フォームにてお申し込みください。
締切:各回上映10分前まで ※定員(各回12名)に達し次第終了となります。
当日席に空きがあれば予約なしでの参加も可能です。受付時に氏名・電話番号・メールアドレスをご記入いただきます。
注意事項
映画上映後、映画の補足解説および感想共有の時間を設けます。(約30分・任意参加)
お車でお越しの方はboccsまたは市営の駐車場に停めてください。駅前の路上・民家前などには絶対に駐車しないでください。
予約後にキャンセルされる場合は電話(0470-29-3958 対応時間 09:00〜21:00)またはフォームにてご連絡ください。